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ピンホール眼鏡とは以下のようなものです。
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他にも、穴が1つのタイプや、十字に5つの穴が開いているタイプ、横に3つ開いているタイプなど様々あります。
『どのような効果』と『何が本当なのか』などを考えてみましょう。
ピンホール眼鏡の効果とは
何でもそうですが、『メリット』があれば『デメリット』もあります。
虚と実のように、光があれば影があります。
利点
利点は、ピンホール効果により、焦点深度が深くなります。
その為、『視力向上』や『必要調節量の軽減』の効果があります。
ですので、見えやすくなり、調節が少なく済みますので、そういった意味では『リラックス効果』があるかもしれませんが、眼を閉じたり、濡れタオルなどで温めたりする方が良いと考えます。
また、ピンホール以外からの光は制限されますので、周辺視野が狭くなります。
その為、不快グレアーによる『眩しさの軽減』や、『集中力が増す』などの効果があります。
ただし、虹彩のような『開口絞り』ではなく、眼瞼のような『視野絞り』となる為、
基本的には、視物の見え方の明るさには影響ありません。
- 開口絞り・・光の量を制限し、像の明るさを決める役割
- 視野に影響を与えない
- 視野絞り・・像の見える範囲を決める役割
- 光量に影響を与えない
散瞳する場合には、調節緩解と開散が生じます。
欠点や注意点
欠点や注意点としては、以下のような事が考えられます。
ピンホール効果により、視力向上はしても、屈折異常は無くなりません。つまり、『視力回復はしません』
眼の度数は、角膜や水晶体などでの『屈折』と『眼軸』で決まるものです。
ピンホール眼鏡を掛ける事で、水晶体の位置や屈折率が変わる事はまず考えられませんよね。
逆に、調節ラグが大きいと、眼軸がそっちに引っ張られ『眼軸長が伸展し近視化する説』もあります。
一度、伸展した眼球は小さくなりませんので、そういう軸性近視は回復しません。
眼軸長が1mm伸展すると、約3Dの近視化となります。
また、ピンホールの面に対し垂直に視線が向かわないと、楕円で小さく変形した穴の形状で光が通り抜けます。
そうすると、場合によっては『ピンホール効果』よりも『回折効果』が上回り、不鮮明に見えます。
つまり、近見などの『側方視は不鮮明』になります。
ピンホール眼鏡の作成
ピンホールの穴の理想は、『直径1mm~2mm』で『綺麗な円』が良いです。
穴が小さ過ぎると回折効果で視力が下がります。
爪楊枝の直径は約2mmです。因みに、眼鏡ネジは通常1.4mmが多く使用されています。
黒い画用紙や紙コップなどに、爪楊枝や針などで穴を開ければ完成です。
覗いてみて、視力が上がるか確認できますね。
ピンホールカメラの作成
トイレットペーパーの芯を2つ用意し、それぞれの芯の片側を紙で塞ぎます。
1つの芯は、直径1mm位の穴を開けた黒い紙で塞ぎ、
もう1つの芯は、白い半透明の紙で塞ぎスクリーンにします。
その2つの芯を、下図のように重ねて、覗き込みます。
スクリーンには、上下左右逆転した像が映ります。
芯を動かした際には、上図で左に遠ざけると像は『大きく』、『暗く』なります。
芯の内側は『黒色』に塗ったり、アルミ箔を外側に巻いたりし、余計な光が入らないようににた方が見えやすいです。
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