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眼瞼下垂とは「まぶたを持ち上げる力が弱くなり、上まぶたが下がってしまう状態」で、羞明とは「光に過敏になる状態」のことです。
一般的に、眼瞼下垂では羞明が起こります。
眼瞼下垂の手術後では羞明が改善することが多いですが、逆に強くなることもあります。瞬きのパターン変化などによる一時的な角膜の乾燥などです。
そもそも、眼瞼下垂で羞明が起こるのは何故でしょう。
瞳孔の一部がまぶたで隠れるのに、眩しく感じるのはなぜ?
瞼は視野を制限する視野絞り、虹彩は光量(像の明るさ)を制限する開口絞りです。
例えば、瞼が瞳孔に掛かると視野が狭くなりますが、縮瞳しても視野は狭くなりません。光量を制限するメインは瞳孔径です。瞳孔径が大きいほどより多くの光を取り込めますし、瞳孔径が小さければ光を多く取り込むことはできません。
夜間に瞳孔が大きくなることで暗所視が可能になりますが、眼を見開いたからといって暗所視が可能になる主な理由とはなりません。
眼瞼下垂では、瞳孔が開きやすくなり羞明が起こります。
眼瞼下垂では、視界を確保しようとミュラー筋(交感神経支配)が過剰に働きやすくなり散瞳気味になります。その結果、普通の明るさでも眩しく感じます。
眼瞼下垂による羞明の理由は、眼瞼によるミューラー筋の過活動の他にもあります。
- 交感神経の亢進
- 瞳孔が開き、光りが入りやすくなる
- 光刺激に対する脳の閾値が下がり、羞明が強くなる
- 眼瞼けいれん(眼輪筋の過緊張)
- 脳の感覚処理が過敏になり、光に弱くなる
- 光→けいれん→更に光に弱くなるという悪循環
- 角膜表面の乱れ(乾燥・瞬目異常)
- 光が乱反射することで、刺すような痛みを伴う羞明
- 角膜表面のTear film が乱れている
- 視覚皮質の感覚過敏化
- 光刺激に弱くなり、慢性的な眩しさ
- 慢性的な交感神経亢進や眼瞼けいれんは、視覚皮質(V1~V4)に影響を与える
- 自律神経の悪循環
- 眼瞼下垂 → ミュラー筋過活動 → 交感神経亢進→ 瞳孔散大 → 光刺激増加 → 視覚皮質過敏→ さらに交感神経亢進







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