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注意点として、夜間運転に不可な視感透過率(VLT)は75%未満です。
自分が持っているサングラスのVLTがわからない時は、テンプル等に細かく書いている数字を探してみましょう。
消費者庁が定める『家庭用品品質表示法』により、表示する義務があります。
カラーレンズの効果とその特徴
カラーレンズの色を決める方法は、大きく分けて2つあります。色の特性が持つ機能面で選ぶか、美観的な見た目の印象で選ぶかです。その他には、体調や体幹が良くなる色というのもあります。
スポーツ観戦や趣味、娯楽などの用途別でサングラスの色を選んでみたり、見た目の印象などを参考に選んでみてはいかがでしょうか。
アンバー系:ゴルフなど
バイオレット系:ドライブ、サイクリングなど
ブルー系:ドライブ、サイクリングなど
グレー系:ドライブ、ランニング、フィッシングなど
ピンク系:健康的でチャーミングな印象
グリーン系:アウトドアー、パソコン、ジョギングなど
イエロー系:スキーなど
遮光レンズ:眩しさ軽減に効果大
眩しさの原因となる500nm以下の波長の光を効果的にカットし、それ以外は出来るだけ多く透過するように設計されたレンズです。
『遮光レンズ』は元々、網膜色素変性症の眩しさを軽減する目的で開発されました。
『網膜色素変性症』や『糖尿病性網膜症』、『白内障』、『白内障手術後』、『緑内障』などの場合には、国からの補助を受けられる場合もあります。
『遮光レンズ』で有名なのは、東海光学さんの『CCP400』です。
眩しさによる白い靄を取り除き、コントラストを強調させます。
眩しく感じる波長の光というのは、人それぞれ異なります。
安く済ませたい場合などには、『遮光レンズ』でなくとも、眼に当てて眩しさが軽減できる色で代用しても良いのではないでしょうか。
調光レンズ:室内と屋外とで色が変わる
紫外線により、着色と褪色を繰り返すレンズです。紫外線以外の可視光線に反応する調光剤を使用している可視光線調光レンズというものもあります。
光に反応するフォトクロミックの原理は、写真フィルムが光に反応するのと同じです。
レンズ1c㎡に含まれる約5000兆個の感光性ハロゲン化銀の微晶が紫外線にさらされると銀コノイドを作り暗くなります(ダークニング)。
フォトクロミックレンズの場合には、光の影響を取り除くと微晶に復元し、元のクリアに戻ります(フェーディング)。
ガラスレンズには、ハロゲン化銀系の無機物質が使用されています。高温処理をする為、プラスチック素材には使えません。
プラスチックレンズには、スピロオキサジン系、クロメン系、フルギド系などの有機フォトクロミック物質が使用されております。
着色と褪色
一般的に、紫外線が強く、低温度の方が高濃度に着色します。ですので、夏場は薄く、冬場は濃くなります。
それと、可視光調光レンズは可視光線でも色は変わりますが、従来の調光レンズは可視光線では色が変わりません。紫外線のみで色が変わるため、『電車の中』や『車の中』などの、紫外線がカットされている場所では基本的に着色しません。
偏光レンズ:反射を抑える
偏光フィルターにより、水面などの反射光をカットできるレンズです。釣りやドライビングに向いています。
『偏光レンズ』は特定方向の光を通さない性質があります。
そして、反射光のほとんどが、横方向の偏光となる現象を利用しています。
『色が変更するレンズ』ではありません。
色があるヨード系から偏光フィルムが構成されています。その為、無色透明な『偏光レンズ』は現存しません。
- 色が薄い偏光レンズの例
- ITOレンズ、「Pale25」
- (濃度約23%、偏光度約38%)
- Kodak、「Pola Max」
- (濃度約19%、偏光度約38%)・・・等
- ITOレンズ、「Pale25」
基本的に、『偏光レンズ』は、『ナイロールトフレーム』や『ツーポイントフレーム』では作成できません。
『剥離』や『水』に弱いからです。
- 偏光フィルムとレンズとの接着を強めて、剥離と水に強くした
- YOUNGER OPTICS、「NUPOLARニューポラー」
- 偏光膜を挟まない表面コーティングである為、『ナイロール』や『ツーポイント』も加工可能な
- HOYAの「ポラテック」
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