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- 裸眼視力が0.1の近視度数はおよそどの位?
- 測定距離5mでの小数視力0.5は、ランドルト環の太さは何ミリ?
- 抗菌性、防カビ性、安全性、適正な表示の安心基準を満たした製品に表示されるマークは?
- 眼瞼のような視野絞りに当てはまるものは?
- 強度近視の度数はいくつ?
- 眼位性眼振で、眼振が軽快または消失する条件は?
- 次の固視微動の中で一番早い動きは?
- 融像されず複視の状態でも、単眼でも生じる遠近感覚は?
- コンタクトレンズの装用中止後、度数が特に変化する時間は?
- 仮枠のホルダー1つ分は約5mmですが、S−8.00Dのレンズが5mm離れると?
- ルーペ度数を4で割った『基準倍率』に1を足した『最高倍率』で表示した時の×1.6の度数は?
- 調節機能問題の中で、頻度が最も高く、プラスレンズ処方での対処が可能なのは?
- 調節効率テストである、フリッパーテストのサイクル数の減少が見られるのは?
- Heterophoria AC/A比で、近接性輻輳が介入する可能性がある理由は?
- 近方クロスシリンダーテストに於いて、クロスグリッドではなく『ひらがな』で行うと?
- ランドルト環での視力測定で、毎回、縦方向の輪の切れ目のみを間違える場合は?
裸眼視力が0.1の近視度数はおよそどの位?
- S−2.00D~S−3.00D
- S−3.00D~S−4.00D
- S−4.00D~S−5.00D
【回答】 1
【解説】 回答2は0.08位、回答3は0.06位となります。
雲霧法の場合に、視力を0.1位から徐々に視力を出していきますが、その際に雲霧度数の目安として、オートレフラクトメーターで測定した等価球面度数にS+2.50D位を付加します。
そうすると、視力が大体0.1になります。
測定距離5mでの小数視力0.5は、ランドルト環の太さは何ミリ?
- 1mm
- 1.5mm
- 3mm
【回答】 3
【解説】 回答1は視力1.5であり、回答2は視力1.0となります。
室内では視力0.7以上を推奨しますが、視力0.5があれば、5m先の3mmの分離の判別が半分以上可能な位には見えている事になります。
抗菌性、防カビ性、安全性、適正な表示の安心基準を満たした製品に表示されるマークは?
- SIAA
- JIS
- SDGs
【回答】 1
【解説】 SIAAは抗菌製品技術者協会(Singapore Industrial Automation Association)の略です。
回答2は日本産業規格(Japanese Industrial Standards)の略です。
回答3は持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)の略です。
眼瞼のような視野絞りに当てはまるものは?
- 虹彩
- ピンポール板
- カメラの絞り羽根
【回答】 2
【解説】 視野絞りとは、像の見える範囲を決める役割があります。光の量に影響を与えません。
一方で、開口絞りとは、光の量を制限し、像の明るさを決める役割があります。視野に影響を与えないものとなります。
強度近視の度数はいくつ?
- −3.00D超~−6.00D以下
- −6.00D超~−10.00D以下
- −10.00D超~−15.00D以下
【回答】 2
【解説】 回答1は中等度近視です。回答3は最強度近視となります。
−6.00Dより強ければ、近視が強いと言って良いです。
眼位性眼振で、眼振が軽快または消失する条件は?
- ある方向を見ている静止位
- 片眼の遮蔽
- 両眼開放状態
【回答】 1
【解説】 眼位性眼振の場合には、眼位により軽快または消失しますので、顔を回して右向きなどで見てしまう癖があります。
回答2は潜伏眼振などでは、眼振の発現や増強します。回答3は潜伏眼振では軽快または消失する条件となります。
次の固視微動の中で一番早い動きは?
- Drift
- Tremor
- Saccade
【回答】 3
【解説】 回答3は『Fast fick』とも呼ばれます(弧度13.5度/秒)。中心窩からのずれを戻す為の直線の動きです。
回答1は中心窩からゆっくりとずれていく動きです(弧度25分/秒)。回答2の早さは弧度12.5分/秒です。
融像されず複視の状態でも、単眼でも生じる遠近感覚は?
- 重なり合い
- ステレオテスト
- 三桿法
【回答】 1
【解説】 回答2と回答3は、両眼視差のある両眼の、それぞれの像が融像されて生じる『立体視』です。
コンタクトレンズの装用中止後、度数が特に変化する時間は?
- 3時間後まで
- 12時間後まで
- 24時間後まで
【回答】 1
【解説】 コンタクトレンズ装用歴が20年以上の場合には、正乱視成分の安定には一週間前後かかる場合もありますが、多くは3時間後ぐらいまでのようです。
仮枠のホルダー1つ分は約5mmですが、S−8.00Dのレンズが5mm離れると?
- 0.25Dの強補正
- 0.25Dの弱補正
- 0.50Dの弱補正
【回答】 2
【解説】 頂点間距離が離れますと、補正度数はプラス寄りの弱補正となります。
計算式は、−8.00[D]/{1-(0.004[m]×−8.00[D])}≒−7.752[D]
となります。
ルーペ度数を4で割った『基準倍率』に1を足した『最高倍率』で表示した時の×1.6の度数は?
- 2.0[D]
- 2.4[D]
- 3.00[D]
【回答】 2
【解説】 回答1は、倍率×1.5です。回答3は、倍率×1.75です。
ルーペの拡大率の表示は国際的に統一されておりませんので、混乱がうまれます。
調節機能問題の中で、頻度が最も高く、プラスレンズ処方での対処が可能なのは?
- 調節不全
- 調節反応不良
- 調節過剰
【回答】 1
【解説】 回答1は、屈折異常値の補正やプラスレンズ処方での対処が可能であるにも関わらず、頻度が高いため眼鏡店でも良くみられます。
発生頻度が高い順に、調節不全、調節反応不良、調節過剰となります。
調節効率テストである、フリッパーテストのサイクル数の減少が見られるのは?
- 調節不全
- 調節反応不良
- 調節過剰
【回答】 2
【解説】 回答1は、フリッパーテストのマイナス側の反応が遅いです。回答3は、プラス側の反応が遅いです。
回答2の調節反応不良の場合には、正常な調節力は有しますが調節反応が困難であり、素早く長時間の調節ができません。
調節反応不良は、調節力テストで見過ごされやすいです。
Heterophoria AC/A比で、近接性輻輳が介入する可能性がある理由は?
- PDを考慮し、プリズム量として足すから
- 斜位測定の距離が違うから
- 斜位の変化量を、単純に調節刺激で割る値とする事から
【回答】 2
【解説】 回答3は、Calculated AC/A比の説明であり、同じ測定距離でS+1.00[D]を付加してAC/A比を求めますので、近接性輻輳は含まれません。
一方で,Heterophoria AC/A比は、PD[cm]に、近方斜位から遠方斜位を引いた値を調節刺激の変化[D]で割った値を足す為に、近接性輻輳が介入する可能性があります。
近方クロスシリンダーテストに於いて、クロスグリッドではなく『ひらがな』で行うと?
- 調節反応がより少なくなる
- わかりやすく測定精度が上がる
- 調節反応が一定でなくなる
【回答】 3
【解説】 『文字を読んで理解する』のと、『単純に見る』のとでは、調節反応が変わります。
一定の調節刺激(測定距離40cmであれば、2.5D)であっても、それを『見る』と『読む』では反応する調節量が一定ではなくなります。
調節反応が起こると、測定精度は下がります。
ランドルト環での視力測定で、毎回、縦方向の輪の切れ目のみを間違える場合は?
- 180°方向の、マイナス乱視度数の未補正
- 90°方向の、マイナス乱視度数の未補正
- 90°方向の、プラス乱視度数の未補正
【回答】 2
【解説】 縦方向の切れ目のみを間違える場合には、ランドルト環が横に伸びて見えている事が推測できます。
例えば、近視性単乱視状態での放射線視標では、横方向(時計の3-9時方向)が濃く見える場合と同じ状態となります。
決まった方向のみを間違える場合には、縦線や横線など濃く見える方向がある筈です。
ひらがな視標でも同じことがいえます。
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