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眼鏡の丁番ネジを締めたときに空回りして浮いて外れてしまいました。この現象をなんという?
ネジ締めで工具がネジ穴から浮いて外れてしまう現象を「カムアウト」といいます。
プラスネジ(頭部が十字溝)で発生しやすく、ドライバーが外れるその衝撃でネジ山が潰れたり工具を傷めてしまいます。ネジの溝を浅く錐てしまうため、ドライバーの引っ掛かりを弱くしてしまう悪循環に陥ります。
マイナスネジ(一本溝)では、ドライバーが上に浮いて外れるというより、力の逃げる方向の違いで横に滑り外れてしまいます。

プラスネジでは、なぜ浮き上がるのか?

プラスネジの十字溝は側面が傾斜しているため、ネジを強く締めたときにドライバーが上に外れてしまいます。
- ドライバー先端が溝を押す
- 溝の斜面に沿って上向きの力が発生する
- 一定以上のトルク(回転の力)になるとドライバーが押し出される
という仕組みです。
なぜ、わざとそうしたのか?
プラスネジが開発される1930年代以前は、切込みを入れるだけのシンプルな構造のマイナスネジが一般的で、工場の電動ドライバーにトルク制御もほとんどありませんでした。
トルク制御がない電動ドライバーで過剰にマイナスネジを締め付けると、ネジが折れたり部品が変形してしまう問題が起こりました。
そこで、ある一定の力以上になるとドライバーが自動的に外れるように意図的に設計されたのがプラスネジでした。現代ではトルク管理技術が進歩したため、カムアウトし難いネジ形状に置き換わる場面が増えています。
プラスネジの特徴
- ドライバーの先端が中心へ誘導されるため、芯合わせが簡単
- 強いトルクではカムアウトしやすく、十字溝が削れやすい
カムアウトの原因と対策は?
- 原因
- 摩耗したビットでは十字穴との接触面が小さい
- ドライバーのサイズや形状が合っていない
- ネジに対して工具の押し付けが弱い
- 回転速度やトルクが強すぎる
- 対策
- 摩耗していないドライバーを使用する
- ドライバーを垂直に当てる
- しっかり押し付ける(押す力:回す力=7:3)
- 低速から慎重に回す
おまけ
金素材の眼鏡ネジは柔らかいため、締めすぎるとネジが千切れますので注意が必要です。しかもあんな小さなネジ1本が高い。数千円します。
丁番ネジは自身の重みで開閉しない程度に緩くなっている必要がありますが、緩すぎると上下にかたつきがでて掛かり具合が不安定になります。土台にしっかり当てて垂直を意識して体重を少し掛けながら締めたり緩めたりしますが、土台に当てられないデザインの眼鏡はう~ん。難しい、、、
メタルフレームのレンズ加工サイズが大きいのを無理やり枠入れしたのかなぁ?ネジ頭が潰れてる眼鏡をたまに見かけます。このまま放置して汚れや錆付きがでたら、今以上に外れ難くなります。今後、レンズ交換しない予定なら良いですけど。
という訳で、自身の眼鏡ねじの頭が潰れてないかどうか見てみましょう。ねじ頭が潰れているのを外すときは、より悪化させて潰さないように注意!!
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