一般消費者、眼鏡作製技能士を志す方に向けて

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視力測定と視力検査の違い

JIS規格では『測定』と『検査』を、それぞれ以下のように定義しております。測定とは『ある量をそれと同じ種類の量の測定単位と比較して,その量の値を実験的に得るプロセス(Z8103:2019)』検査とは『品物またはサービスの一つ以上の特性値に対...
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斜交円柱の原理

補正する円柱レンズの軸方向をずらした場合には合成乱視が生じます。放射線視標の見え方を例に、乱視軸の修正手順を以下に示します。例えば、『S−0.50 C−1.00 Ax10°』で完全補正される眼について先ずは、未補正のままで放射線視標を見た時...
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ユニバーサル瞳孔計(三田式)とは?

ユニバーサル瞳孔計(三田氏万能測定器)三田氏のユニバーサル瞳孔計(眼鏡サシ)は、定規としての使用は勿論ですが、瞳孔距離計、瞳孔径測定、斜視計、眼球突出計としても使用できます。各箇所での測定可能な項目は以下の通りです。三田式ユニバーサル瞳孔計...
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クロスシリンダーテスト、構造と理論

クロスシリンダーテストは乱視の測定をする時に行います。では、どういう理論で『乱視の軸度』と『乱視の度数』が決まるのかを学んでいきましょう。今更もう遅いとか思わずに、知っている人も復習してみましょう。学習に遅いとかはないですからね。クロスシリ...
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レンズの厚み

レンズ光学中心の位置通常、眼鏡作製する際には、レンズ光学中心と、瞳孔中心を合わせて作製します。正確には、前傾角5°~10°の遠用眼鏡では、第1眼位から2.2mm~4.4mm低い位置にレンズの光学中心がくるように加工作成します。前傾角10°~...
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レンズの偏心とプリズム量、プレンティスの公式

プレンティスの公式レンズ光学中心からズレた位置では、プリズムが発生します。そのプリズム量の計算式として、『プレンティスの公式』というのがあります。プレンティスの公式例えば、レンズ度数がS+4.00の場合0.2ズレた位置でのプリズム量は0.8...
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接客時での思う事や反省点

先日、諸事情により供述書作成のために警察署に任意同行し、様々な質問を数時間、休日の合間に何日かされるという事がありました。さらには、別件で、同日、時間調整をし、他の警察署にも赴き、そこで様々な対応をされます。忙しいだけではなく、仕事の休日で...
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加工者による、仕上がり眼鏡の上手いと下手

どこを見れば、綺麗に作成されているかどうかがわかるの?置いた時の傾き調整されていない状態で、眼鏡のテンプルを開き、上下逆にして、水平な所に置いた時にカタカタするかしないかです。調整後ではカタカタする場合もあります。もし、あなたの顔に歪みが無...
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立体視と遠近感覚

『立体視』と『遠近感覚』には違いがあります。では、その違いは何でしょうか。例えば、以下のような『3つのお団子が串に刺さっている絵』は、『立体視』と『遠近感覚』のどちらでしょうか。上図の、3つのお団子の位置は『遠近感覚』となります。但し、実際...
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近用PDの測り方と輻輳について

遠用の両眼PDは、オートレフラクトメーターを使用し、度数と共に自動で測る事も出来ます。実際に被検者と対面し、PDメーターや定規で実測する等により、片眼PD(モノキュラーPD)を測る事も出来ます。近用PDの測定は、遠用PDの測定とは少しやり方...