一般消費者、眼鏡作製技能士を志す方に向けて

調節の基礎知識

調節の定義とは 『眼外の物体の網膜像を最も尖鋭にするため、毛様体が収縮し、毛様体突起が内方に移動することによりチン氏帯が弛緩し、水晶体がその前後径を増す機能あるいは作用』 です。 この調節が正確に働かないと、視機能に数々の問題が生じます。 ...
一般消費者、眼鏡作製技能士を志す方に向けて

ブルーライトカットのレンズを再度考えよう

『ブルーライトカットのレンズ』が2011年頃に話題となり十数年も経ちますが、未だに勘違いされている方が多く感じます。 最近、たまたま多いだけだとは思いますが、一ヶ月以内に同じ事を何回も尋ねられます。 『ブルーライトはカットした方が眼に良いん...
一般消費者、眼鏡作製技能士を志す方に向けて

二要因理論と自己実現理論

『働く』とは、『傍(はた)楽(らく)』と書く事ができます。 働くとは、周りを楽にするという事が前提となります。 その対価として金銭を得る事ができます。 働く目的は金銭的なこと以外にも、やりがいや自己成長なども挙げられます。 金銭的に働く意味...
一般消費者、眼鏡作製技能士を志す方に向けて

視力測定と視力検査の違い

JIS規格では『測定』と『検査』を、それぞれ以下のように定義しております。 測定とは『ある量をそれと同じ種類の量の測定単位と比較して,その量の値を実験的に得るプロセス(Z8103:2019)』 検査とは『品物またはサービスの一つ以上の特性値...
一般消費者、眼鏡作製技能士を志す方に向けて

斜交円柱の原理

補正する円柱レンズの軸方向をずらした場合には合成乱視が生じます。 放射線視標の見え方を例に、乱視軸の修正手順を以下に示します。 例えば、『S−0.50 C−1.00 Ax10°』で完全補正される眼について 先ずは、未補正のままで放射線視標を...
一般消費者、眼鏡作製技能士を志す方に向けて

ユニバーサル瞳孔計(三田式)とは?

ユニバーサル瞳孔計(三田氏万能測定器) 三田氏のユニバーサル瞳孔計(眼鏡サシ)は、定規としての使用は勿論ですが、瞳孔距離計、瞳孔径測定、斜視計、眼球突出計としても使用できます。 各箇所での測定可能な項目は以下の通りです。 三田式ユニバーサル...
一般消費者、眼鏡作製技能士を志す方に向けて

クロスシリンダーテスト、構造と理論

クロスシリンダーテストは乱視の測定をする時に行います。 では、どういう理論で『乱視の軸度』と『乱視の度数』が決まるのかを学んでいきましょう。 今更もう遅いとか思わずに、知っている人も復習してみましょう。学習に遅いとかはないですからね。 クロ...
眼鏡作製技能士向けの問題

第1回、2級眼鏡作製技能検定学科試験問題と解説②

2級の学科試験問題、解答と解説 26.S+1.00D C-0.75D Ax180°で補正される眼は、「混合性乱視」である。 解答・・✕ 【解説】 度数転換(度数変換)をしますと、『S+0.25 C+0.75 Ax90°』になります。 よって...
眼鏡作製技能士向けの問題

第1回、2級眼鏡作製技能検定学科試験問題と解説①

2級の学科試験問題、解答と解説 1.S+1.50D C-0.75D Ax90°のレンズで屈折補正される眼はどれか。 A.混合性直乱視B.混合性倒乱視C.遠視性直乱視D.遠視性倒乱視 解答・・D 【解説】 補正レンズの度数変換をしますと、S+...
眼鏡作製技能士向けの問題

第1回、1級眼鏡作製技能検定学科試験問題と解説②

1級の学科試験問題、解答と解説(続) 問題の【解説】を非公式にて作成していて思う事ですが、問題作成をする側も大変だなと感じますが、注目度が高い分、期待も寄せられていることと思います。 次回はしっかりと作り込んでいただきたく存じます。 26....