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どこを見れば、綺麗に作成されているかどうかがわかるの?
置いた時の傾き
調整されていない状態で、眼鏡のテンプルを開き、上下逆にして、水平な所に置いた時にカタカタするかしないかです。
調整後ではカタカタする場合もあります。
もし、あなたの顔に歪みが無く、耳の高さと眼の高さ、眉毛の高さなどが完全に左右対称だとすると、カタカタいくのは調整が合っていない事になります。
でも、そんな人はあまり見たことがありません。調整された後ではかたつきが出るのが当たり前ですので、もしもご使用中の眼鏡がカタカタしていても気にしないで下さいね。
気になる場合には眼鏡屋さんで、得にプロっぽい人に見てもらいましょう。無料でみてくれると思います。その際には気になる箇所をちゃんと伝えると良いですよ。
但し、カタカタする理由が、左右のレンズが前後に捻られている傾き(ブリッジの歪み)の場合には、ほとんどが下手な調整といえます。かといって大きく異なっていなければ許容範囲内ともいえます。
ブリッジが捻られていると、焦点が上下にズレたり(上下プリズム発生)、180°方向に乱視度数が発生したりします。
神経質な人はメッチャ気にしますが、眼も性格と同じで敏感なのでしょう。しっかり合わせますのでご安心を。
テンプルの畳み具合
テンプルを折り畳んだ状態では、真っすぐになるのが綺麗です。レンズの厚みやフレームのデザイン的な理由で、真っすぐに畳めない場合には下に交差する場合もあります。
ネジの締め具合
ネジは強く締めすぎると、破損の原因になります。軽く開閉できる位の締め具合が良いです。
よくある勘違いで、眼鏡の掛かりが緩いのでネジを締めて欲しいといわれますが、ネジを締めてもズレ落ちにくくなる訳ではありません。ネジを締めても眼鏡の形状で例えば横幅が狭くなったりはしません。
レンズの面取り
レンズが欠けないように角を少し落とします。綺麗な面取りは均一な幅(約0.3mm位)で取られてます。度数によっては気持ち厚めに面を取ったりもします。意図的に薄く見えるように多めに面を取る場合もあります。
特に、スクエアタイプのレンズは角が多く取られやすいですが、それはあえて多く取っている訳ではない場合がほとんどです。
レンズの角を触って、痛くない最小の面取りが良いです。丸面取りが理想です。
レンズの前後の位置
前後の位置やレンズのカーブは強制的に加工する機械で変えられます。レンズのカーブは、基本的にフレームのカーブに近づけて削ります。
例えば、近視矯正のマイナスレンズはフレームの後側にレンズがはみ出ます。遠視矯正や老眼鏡のようなプラスレンズは前側にレンズが出ます。強制的に削ることで、レンズが外れづらくなりますし、レンズに掛かる歪みも少なくなります。
凸レンズは本当の所、あまり前側に出したくないです。レンズ面を下にして置いてはいけませんが、中心部分が傷つきやすくなってしまうからです。
左右で度数が違う場合は、仕上がりも違う厚みのレンズが入ります。片眼だけレンズが出ているからといって、外れやすくなっている訳ではありませんよ。
レンズのサイズ
メタルフレームでは、レンズを止めているリムロックの部分に隙間が空いているとレンズサイズが大きいです。大きいと、それだけレンズに負荷が掛かっています。偏光板で見ると確認出来ます。歪みがレンズ中心まで来ている状態は、レンズサイズが大きいです。
プラスチックフレームも同様に無理に大きいレンズが枠入れされていると使っているうちにレンズがたわんできます。
レンズの光学中心のズレ、加工PDや上下の高さ
レンズを加工機で削る際に、遠用眼鏡と近方眼鏡では視線の高さが異なる為、レンズ中心が視線を通るように加工しています。左右で間違って上下を削ってしまったり、それに気付けない眼鏡店はやばいです。そして、これらのズレは、機械で見ないと分かりません
高さが違うと上下でのピント合わせに違和感が出やすいです。浮いて見えたりなどのプリズムが発生します。
注視距離に合わせた加工PD(瞳孔間距離)かどうかです。
基本的には、視線がレンズの中心を通るのが良いとされます。厳密には遠用PDと注視距離によって異なりますが、近用眼鏡は4mm位の内寄せ位がレンズ光学中心を通る幅となります。
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