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まぶたの事を眼瞼(がんけん)といいます。
年齢によって、一重だったのが二重に変化する事もあります。
では、何故でしょうか?
瞼の脂肪が痩せる事や、皮膚のたるみが原因の1つとなります。
また、一重と二重の違いは、眼瞼皮膚(上眼瞼挙筋)と瞼板との結合が強いかどうかにも因ります。
強ければ二重に、弱ければ一重になりやすくなります。
総合的に、『皮膚の厚さ』や『脂肪の量』、『上眼瞼挙筋と瞼板の繋がり』などにより、一重か二重になります。
眼瞼について詳しく解説していきます。
というよりも、箇条書きです。
眼球付属器
- 眼瞼・・・まぶた
- 涙器・・・涙を出すところ
- 結膜・・・まぶたの裏とか
- 外眼筋・・・眼を動かす筋肉
- 眼窩・・・眼のくぼみ
眼瞼
- 上眼瞼(眼神経)と、下眼瞼(上顎神経)があります
- 眼瞼縁とは、眼瞼の遊離縁をいいます
- 内眼角とは、眼瞼裂(眼瞼により取り囲まれた裂け目の部分)の内側のことです
- 涙湖・・・涙が溜まる眼の内側のところ
- 鼻側に涙丘が隆起
- 半月皺襞(しゅうへき)・・・瞬膜の遺物で透明な膜
- 上涙点、下涙点・・・涙が排出されるところ
- 外眼角・・・眼裂の外側
- 眼瞼付属器
- 睫毛・・・根元に知覚神経がある為、敏感です
- Moll(モル)腺・・・睫毛汗腺
- Zeis(ツァイス)腺・・・睫毛脂腺
- 眉毛・・・汗から眼を守ります
- 眼瞼皮膚・・・薄く、皮下組織が疎であるため、動きやすいが膨張もしやすいです
- 睫毛・・・根元に知覚神経がある為、敏感です
- 眼瞼筋
- 眼輪筋・・・眼瞼を閉じる筋肉です
- 横紋筋・・・筋繊維に横に走る縞模様がある(心筋を除き、随意的だよ)
- 顔面神経支配
- 上眼瞼挙筋・・・上眼瞼を挙上する
- 横紋筋
- 動眼神経支配
- 瞼板筋・・・眼裂を開大する
- 平滑筋・・・横紋がない(自分の意志で動かせない不随意だよ)
- 交感神経支配
- 眼輪筋・・・眼瞼を閉じる筋肉です
- 瞼板・・・硬い結合組織で、眼瞼の芯に当たるところ
- 瞼板腺(Meibom(マイボーム)腺)・・・脂腺なので、涙表面を覆うよ
- 瞼縁を滑らかにする
- 涙液の流出を防ぐ
- 涙液の蒸発を防ぐ
- 瞼板腺(Meibom(マイボーム)腺)・・・脂腺なので、涙表面を覆うよ
涙器
- 分泌系
- 涙腺・・・大量の涙を出すところ
- 眼窩部と眼瞼部にあります
- 副涙腺・・・眼球表面を潤す涙です
- Wolfring(ウォルフリング)腺
- Krause(クラウゼ)腺
- 涙腺・・・大量の涙を出すところ
- 排出系(涙道)
- 内眼角付近の涙湖に溜まり
- 上下の涙点から
- 涙小管を通り
- 涙嚢に入り
- 鼻涙管を通り
- 下鼻道に出る
結膜
- 眼瞼結膜・・・眼瞼の裏側
- 眼球結膜・・・眼球の表面を覆う
- 円蓋結膜・・・眼瞼結膜と眼球結膜を連絡している、袋状になっているとこ
- 結膜嚢・・・全体として、瞼裂を口とする嚢を形成します
- 分泌腺・・・杯細胞(粘液)と副涙腺(涙液)
外眼筋
- 外転神経支配
- 外直筋・・・外転
- 動眼神経支配
- 内直筋・・・内転
- 上直筋・・・上転、内方回旋、内転
- 下直筋・・・下転、外方回旋、内転
- 下斜筋・・・上転、外方回旋、外転
- 滑車神経支配
- 上斜筋・・・下転、内方回旋、外転
眼窩
眼窩は、眼球、視神経、外眼筋、涙腺、血管、神経を含み、脂肪組織を保護しています。
- 眼窩壁・・・7つの骨(前頭骨、上顎骨、頬骨、篩骨、涙骨、口蓋骨、蝶形骨)に囲まれます
- 上壁
- 下壁・・・非常に薄い
- 外壁・・・最も厚い
- 内壁
- 眼窩の孔、裂
- 視神経管
- 上眼窩裂
- 下眼窩裂
- 眼窩下孔
- 眼窩上切痕
- 鼻涙管
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