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今年も既に半分が過ぎました。2030年までに、AIに殆どの仕事が奪われていく事でしょう。
便利になる一方で、労働力としてあなたが必要なくなる時代がいずれは訪れることでしょう。
労働人口の減少に伴い、仕事の多様性が求められております。経済産業省は『ダイバーシティー経営』を推進しています。
- ダイバーシティ経営の定義(経済産業省)
- 多様な人材を活かし、その能力が最大限発揮できる機会を提供することで、イノベーションを生み出し、価値創造につなげている経営
行動を起こすかどうかなどの『取捨選択』をするのは自分自身です。
居心地が良い今の現状から抜け出し、変えられるのは自分だけです。
『交通事故を恐れて外に出ないような事』は止めにしましょう。
個々の特性を活かす手段の1つとして、張り切って学習していきましょう。
- ソフトコンタクトレンズの特徴は?
- ハードコンタクトレンズの材質は?
- ソフトコンタクトレンズのグループⅠは?
- 角膜の曲率半径を測れる検査機器は?
- 色の三属性のうち、色味の違いに注目した分類は?
- 黄斑部に存在する抗酸化物質で、体内で生成できない天然色素で間違いは?
- 近視性 単性 乱視状態で放射線視標を見た時に、1-7時方向が濃く見える時のマイナス乱視軸方向は?
- クロスシリンダーテストを行う際、最小錯乱円の位置で理想は(調節力が全く無いと仮定した場合)?
- RGテストで、白内障の場合に起こりやすい反応は?
- von Graefe法による遠見水平斜位測定で、指標を上下に分離させる目安のプリズム量は?
- von Graefe法による遠見上下斜位測定で、指標を左右に分離させる目安のプリズム量は?
- コの字テストで、上下合わせて線1本分は何%の不等像視?
- Placido(プラチード)角膜計による像が、縦方向に伸びた綺麗な楕円である場合は?
- 角膜の色素沈着である、Fleischer(フラッシャー)輪が見られないものは?
- S−8.00Dの眼鏡が緩くて、角膜頂点間距離が12mmから16mmまで離れている時の補正度数は?
- 眼鏡倍率(SM)は、Power factorとShape factorの積ですが、どうなると倍率1に近づく?
- 屈折率は高くなる程、表面反射が強くなりますが、ダイヤモンドの反射率は?
- 全反射が起こる最小の入射角は?
- 注視距離が33cm、瞳孔間距離64cmの時、レンズ光学中心を通る近方PDは(眼球回旋点を13mmとする)?
- 調節性輻輳を調節力で割ったAC/A比とは?
- 調節の変化なしで、左右眼の像のずれを重ねようと生じる輻輳は?
- 外斜位の余力(斜位を補正した後に残っている融像性輻輳)は?
ソフトコンタクトレンズの特徴は?
- サイズが角膜よりも小さい
- 目の蛋白質で汚れやすい
- 角膜に異常がある場合、気付きやすい
【回答】 2番
【解説】 1番と3番は、HCLの特徴です。
ハードコンタクトレンズの材質は?
- MPCポリマー素材
- PMMA
- HEMA
【回答】 2番
【解説】 3番のHEMA(ヘマ)は、ヒドロキシエチルメタクリレートというハイドロゲル素材です。
ソフトコンタクトレンズのグループⅠは?
- 低含水、非イオン
- 高含水、非イオン
- 低含水、イオン
【回答】 1番
【解説】 2番はグループⅡ、3番はグループⅢとなります。含水率50%以上を『高含水』といいます。『非イオン』は汚れにくいです。
角膜の曲率半径を測れる検査機器は?
- Placido角膜計
- トノメーター
- オフサルモメーター
【回答】 3番
【解説】 1番は角膜表面を観察するために使用し、2番は眼圧を測る機器です。
色の三属性のうち、色味の違いに注目した分類は?
- 色相(Hue)
- 明度(Value)
- 彩度(Chroma)
【回答】 1番
【解説】 色相はRed、Green、BrueやCyan、Magenda、Yellow等です。明度は色相の明るさで、濃度や輝度で表します。彩度は色の鮮やかさを表します。
黄斑部に存在する抗酸化物質で、体内で生成できない天然色素で間違いは?
- ロドプシン
- ゼアキサンチン
- ルテイン
【回答】 1番
【解説】 1番は、暗順応の際に桿体で生成される光を受容するための蛋白質です。
2番と3番の違いは、ルテインが体内で作り替えられた構造異性体がゼアキサンチンです。
近視性 単性 乱視状態で放射線視標を見た時に、1-7時方向が濃く見える時のマイナス乱視軸方向は?
- Ax30°
- Ax60°
- 120°
【回答】 1番
【解説】 数字に30°を掛けた方向です。隣り合う線の『濃い方の聞き方』によっては2.5°単位で乱視軸を合わせる事ができます。その際には、被検者の顔が横に傾かないようにしましょう
クロスシリンダーテストを行う際、最小錯乱円の位置で理想は(調節力が全く無いと仮定した場合)?
- 網膜前方
- 網膜上
- 網膜後方
【回答】 2番
【解説】 0.50D程の調節をさせ、最小錯乱円視させる場合には、網膜後方の3番が正解となります。
RGテストで、白内障の場合に起こりやすい反応は?
- R<Gで凹レンズ付加していっても、R=G(もしくはR>G)にならず、RもGのどちらもぼやけてしまう
- 球面度数を替えても、いつまでもR側が見えやすいという返答
- R側がただ黒く見えるだけで、G側がはっきり見えるという返答
【回答】 1番
【解説】 眼の屈折媒体(特に水晶体)の変化により、可視光線のスペクトルの中で赤色側の光が吸収され生じるのではないかといわれています。
2番は強度近視や調節癖がある遠視眼に起こりやすいです。3番は(1型2色覚)第1色盲の場合です。
von Graefe法による遠見水平斜位測定で、指標を上下に分離させる目安のプリズム量は?
- 3△
- 6△
- 9△
【回答】 2番
【解説】 6△付加しても上下に分離しない場合には、更にプリズムを付加する必要はありますが、1つの目安としては6△です。
von Graefe法による遠見上下斜位測定で、指標を左右に分離させる目安のプリズム量は?
- 6△
- 12△
- 18△
【回答】 2番
【解説】 目安は12△ですが、必要に応じて更に付加しましょう。
コの字テストで、上下合わせて線1本分は何%の不等像視?
- 3.5%
- 5.0%
- 7.0%
【回答】 1番
【解説】 不等像視の患者(500人)が訴える症状(Bannon & Triller,1944)とその頻度は以下の通りです。
- 頭痛・・67%の頻度
- 眼精疲労・・67%の頻度
- 羞明・・27%の頻度
- 読みづらい・・23%の頻度
- 吐き気・・15%の頻度
- 複視・・11%
- いらいら・・11%
- 目まい・・7%
- 疲労・・7%
- 空間の歪み・・6%
Placido(プラチード)角膜計による像が、縦方向に伸びた綺麗な楕円である場合は?
- 倒乱視
- 直乱視
- 不正乱視
【回答】 1番
【解説】 強主経線が横方向である為、倒乱視となります。反射像が不規則に歪んでいる場合には、円錐角膜などの不正乱視となります。
角膜の色素沈着である、Fleischer(フラッシャー)輪が見られないものは?
- Wilson病
- 円錐角膜
- クロロキン角膜症
【回答】 3番
【解説】 1番と2番はFleischer輪という角膜周辺黄色色素沈着がみられます。
3番のクロロキン(chloroquine)は抗マラリア薬であり、リウマチ様関節炎や蔓性腎炎に対し長期に連用されます。その体内蓄積による眼障害として網膜症や角膜症とを起こします。
S−8.00Dの眼鏡が緩くて、角膜頂点間距離が12mmから16mmまで離れている時の補正度数は?
- 約 0.25D の弱補正
- 約 0.50D の弱補正
- 約 1.00D の弱補正
【回答】 1番
【解説】 公式から、D=−8.00/(1−(8.00×0.004))≒−8.2645となります。
眼鏡倍率(SM)は、Power factorとShape factorの積ですが、どうなると倍率1に近づく?
- 角膜頂点間距離が離れた時
- レンズ度数が強くなる時
- レンズの厚みが薄くなる時
【回答】 3番
【解説】 SM=Mp×Ms={1/(1−lvDV)}×{1/1−(t/n)D1}から、頂点間距離lvとレンズ度数Dvとレンズの厚みtは、小さい方が倍率1に近づきます。
※以下は、問題の解説ではなく余談です。
この公式で、乱視レンズのトーリック面をレンズの前面ではなく、後面に入れる理由を説明することが出来ます。
- 裏面をトーリックにした場合
- Ms(シェイプファクター)は一定
- Mp(パワーファクター)は経線ごとに異なります。
- 表面をトーリックにした場合
- MsもMpも経線毎に異なります。
- 中心厚が大きい場合(凸レンズなど)には、両主経線のMsの差が無視できなくなる
要するに、裏面をトーリック面にした方が、主経方向の倍率差が小さくなります。
屈折率は高くなる程、表面反射が強くなりますが、ダイヤモンドの反射率は?
- 4%
- 10%
- 17%
【回答】 3番
【解説】 1番はガラスレンズで屈折率1.5とした時の反射率です。
- 反射率の公式
- R [%]={ (n1−n2)/(n1+n2) }2×100 です。
- n1は大気中の屈折率、n2は物質の屈折率
全反射が起こる最小の入射角は?
- 臨界角
- Brewster(ブリュースター)角
- 偏角
【回答】
【解説】 2番は、p偏光の反射光強度が0になる入射角です。p偏光とは、入射面に平行な偏光を持つ入射光です。(入射面に垂直だとs偏光)。
3番はプリズムへの入射光と出射光の成す角度のことです。
注視距離が33cm、瞳孔間距離64cmの時、レンズ光学中心を通る近方PDは(眼球回旋点を13mmとする)?
- 64cm
- 62cm
- 59cm
【回答】 3番
【解説】 以下の公式から、
- 近用PD = 遠用PD×(注視距離-12mm) / (注視距離+13mm)
- =64×(33−1.2)/(33+1.3)≒59.335
調節性輻輳を調節力で割ったAC/A比とは?
- Gradient AC/A比の正常値は、2~6△
- Gradient AC/A比には、近接性輻輳が介入する
- AC/A比が低ければ、球面度数による眼位への影響が大きい
【回答】 1番
【解説】 2番の、近接性輻輳が介入するのはHeterophoria AC/A比です。理由としては遠見と近見での測定距離が変わるからです。
3番はAC/A比が高い場合には、球面度数の調整により眼位を補正し対処できる場合があります。
調節の変化なしで、左右眼の像のずれを重ねようと生じる輻輳は?
- 近接性輻輳
- 調節性輻輳
- 融像性輻輳
【回答】 3番
【解説】 1番は、物を近くに自覚することにより誘発される輻輳です。2番は、調節の変化により生じる輻輳です。
両眼視をする場合に、以上の3つの輻輳と、緊張性輻輳が使い合わされています。
外斜位の余力(斜位を補正した後に残っている融像性輻輳)は?
- 虚性相対輻輳力(NRC)
- 実性相対輻輳力(PRC)
- 全実性融像性輻輳(TPFC)
【回答】 2番
【解説】 1番は内斜位の余力です。3番は外斜位と輻輳余力を足したものです。
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