oblique(オブリーク)効果

一般消費者、眼鏡作製技能士を志す方に向けて

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オブリーク効果とは

オブリーク効果とは、斜線の知覚が水平線や垂直線に比べて不正確であるというものです。

斜線の判別は、方位選択制を持つ視覚野細胞の感度や分布などの感覚特性、経験的な記憶特性などに影響され、年齢が進むにつれて斜線の知覚がより正確になっていきます。

例えば、6歳くらいまでの幼児では斜線の判別が難しく、読み書きが困難(手指運動が苦手なことも有り)です。

Oblique効果のイメージ

6歳くらいまでは、ひらがなの斜め線が水平・垂直方向の線として認識してしまう「Oblique効果(斜め効果)」がみられますが、成人するころには斜め線の知覚は発達していきます。

オブリークの意味は ⇩
『Oblique(オブリーク):斜めの[形容詞]、斜線[名詞]、斜めに傾く[動詞]

ランドルト環の斜め方向は?

ランドルト環の切れ目は、上下左右の4方向と斜めの4方向で構成されております。

運転免許の更新では斜め方向は無いそうですが、本来は斜め方向があります。

仮に、成人での「オブリーク効果」による知覚の違い(発達の違い)があるとしますと、上下左右のみで構成される視力検査での視力値は高く測定されてしまうことになります。

それで良いのかは不明ですが、

斜め方向が消えた理由として諸説あるようですが、視力検査表画面のドットが粗く正確性に欠けるということが考えられます。近年ではあまり考えにくいですが・・。

つまり、ディスプレイの解像度が悪いと、斜め方向の輪部にギザギザができてしまいます。

ディスプレイの解像度は画像を表示する縦横の細かさで、一般的に1インチ(1inch≒2.54cm)あたりの色情報を持つ最小単位ピクセル[pixel]で表します。[pixel/inchi=ppi]

⦿ ppi:pixel per inch・・密度としての解像度を示す単位。数字が大きい方が細かい表示となる

 1ppiでは、1inchに1ドット
 100ppiでは、1inchに100ドット
 1000ppiでは、1inchに1000ドット

例えば、100万画素の場合には1000×1000ピクセルになります。
(注:カメラの画素数は1ドットで1、スマートフォンなどはRGBの3ドットで1)

100万画素で描いた視力1.5のランドルト環

切れ目の部分を拡大しますとギザギザになります。

ディスプレイ表示のイメージ

これは、免許更新に必要となる視力値0.7よりも、1.0や1.2などの視力値が高くなるほどにギザギザ形状が顕著に表れます。

解像度と眼の認識限界

ディスプレイ画面の解像度が低く目立つドットも、離れてしまえば気にならなくなります。

画素が粗い場合の数字1~9

これらのドットを認識できる限界値についての研究がなされ、現代のディスプレイ画面や、VRゴーグルなどに活かされております。

人間の認識限界値は、22cmの距離で800ppi、25cmで700ppi、40cmで450ppi、50cmで350ppiくらいとされております。

⦿ ppi:pixel per inch・・密度としての解像度を示す単位。数字が大きい方が細かい表示となる

例えば、2022年発売のiPad pro(画面サイズ12.9)のデバイスピクセル(2048×2732)では『264ppi』です。高くても360ppiほどです。

・・・。

ということで、測定距離が3m距離と5m距離で斜め方向の画素によるギザギザ形状に歪んで認識してしまう精度は異なります。

つまり、近距離の方が高いppiが必要とされます。

まぁ、誤差の範囲内ですかね⁉

あと、オブリーク効果の影響も成人ではあまり影響しないと思われます。

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