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既にルテインが足りている場合や、必要量摂取をしていても吸収が悪い場合の効果はあまり高くありません。
ルテインとは
天然色素であるカロチノイドの一種で、ケールやパセリ、ほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれている色素成分です。
マリーゴールド(キク科の抗炎症作用や生肌作用に優れたハーブ)から抽出されたサプリメントが多いです。
体内で生成することが出来ません。更に、40代から急激に減少します。足りていない場合には、そういったサプリメントが必要となります。
- ルテイン・・・黄斑部に存在する抗酸化物質
- ゼアキサンチン・・・黄斑部に存在し、強い抗酸化物質
ルテインとゼアキサンチンを一緒に摂取することで、白内障や緑内障、黄斑変性症などのリスクが50%近く引き下げられたというアメリカの報告があります。(14000人を対象に試験、ルテイン10㎎とゼアキサンチン2㎎の比率の結果が良かった)
ルテインが目を守る仕組み
目に紫外線などを受けると活性酸素が発生します。この活性酸素が目にダメージを与えます。
ルテインなどのカロチノイドは、この活性酸素を抑える抗酸化作用をもっています。
足りないと、紫外線やブルーライトなどから目を守る事が出来なくなります。
しかし、既に足りている場合には効果はあまりありません。
一日6㎎以上の摂取量が良いとされています。
サプリメントで摂取される場合には、『ゼアキサンチン配合』と『機能性表示食品』であるものが良いです。
- 機能性表示食品・・・消費者庁に届け出済の、特定の効果が認められた成分が入っているサプリメント
- 栄養機能食品・・・届け出されていないサプリメント。効果や機能を表記する事が認められていない
しかしながら、『ルテイン』はダメージから目を守る働きはありますが、視力改善効果はないとされております。
ルテインが多く含まれている食べ物
- Lサイズの卵黄1個・・・0.2mg
- ブロッコリー100g・・・1mg
- ケール100g・・・10mg
- パセリ100g・・・10mg
- ほうれん草100g・・・5mg
油脂性のルテインは、脂と一緒に摂取すると吸収が良くなります。
水溶性のルテインであれば、摂取の組み合わせなどは特に問題ありませんが値段が高めです。
吸収効率に関して、小学校の家庭科で『人参のβカロテンは油で炒めると吸収が良い』という授業を思い出しました。
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