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パソコン画面やタブレット画面って疲れますよね。
それって、度数が用途に合っていないのかもしれませんが、それ以外の原因もあります。
- VDT作業者が良く訴える症状
- 頭痛
- 近方でボケ
- ピントが合いづらい
- 複視
- 眼の疲れ
- グレアー
- 眼の刺激(乾いた感じ、やけるような感じ、充血)
- 首・肩の痛み
- 背中の痛み
もしお困りでしたら、その解決の参考に最後まで読んでみて下さい。
VDT作業での視環境問題
- 問題点
- 照明
- 反射
- VDTでのハード面のパラメーター
- 作業場での椅子やテーブルの位置と作業姿勢
- VDTスクリーンからの放射
- ストレス
これらの問題点の特徴を理解することで、訴えられる症状が作業環境からくるものなのかどうかを判定することが出来ます。
VDT作業環境が原因で生じる眼の問題は、視機能状態に関係なく生じる不快感です。
- 作業環境分析表
- 床からキーボードまでの高さは?
- 床から椅子の腰掛部分の前方までの高さは?
- 目からスクリーン中心部までの距離は?
- 目の高さは、スクリーンの中心部より高いですか?
- 目から書類までの距離は?
- スクリーンとバックグラウンドの色は?
- スクリーンを見ている時に明るいものが視野にあり、スクリーンを囲む事で文字の見え具合はよくなりますか?
- 反射防止スクリーンですか?
- 椅子やキーボードの高さ調整は出来ますか?
- 背中や手首を支えるクッション、書類ホルダー、机上ランプは使用していますか?
これらの質問項目を参考に、環境を分析し対処していくと良いです。
照明
明るさが不十分だったり、眩しい照明は不快感を感じさせます。
照明量以外にも、照明の配分・方向が考慮されないといけません。
グレアーとは『不快感や見にくさを生じさせる視界の中での相対的な明るい光』のことで眩しい光です。
不快なグレアーは、照明などが、より明るく、大きく、近い距離であるほど強く感じます。
VTDスクリーン上の物は周辺とは異なる明るさの為、視線移動の際に、明るさに対する適応が必要となります。
その結果、不快感や、見え具合の低下を引き起こします。
額に手のひらを横に当てて、眼の上を隠す事で目が楽になるかどうかで、天井の照明や窓からの光が適正かどうかを確認することが出来ます。
簡単に確認できますので、是非やってみてください。
手で日差しよけを作る事で、楽になるようであれば以下の事を試してみて下さい。
- 一部の照明を消す
- グレアー防止型(カバー付きの蛍光灯など)の照明器具を使用
- グレアーを生じさせない作業場の再配置
反射
作業中の反射は数々の問題を起こします。
- 改善策
- VDT作業者の後ろにある明るい光源を削除する。
- 窓や明るい反射面など
- VDTスクリーンの上や側面に覆いを付ける
- 反射防止スクリーンまたは、フィルターをVDTスクリーンに付ける
- 採光窓によるグレアーやVDTの表面に邪魔になる反射光幕が生じないようにVDTを設置する
- VDT作業者の後ろにある明るい光源を削除する。
VDTのハード面
各種パラメーターの精度はスクリーン上での解析度に大きく影響します。
- 作業距離と角度
- 距離は40~70cm位が良い
- 視角度は第一眼位(真っすぐ)から10~15°下方が良い
- Pixels
- ドット密度が高いほど表示されやすく、読みやすい
- 文字サイズ
- 可読視力から最低視角15分で読めますが、視角20~30分は必要
- 背景と文字表示
- 陰画(ネガ表示)・・・眼の負担が大きい
- 陽画(ポジ表示)・・・輝度の差による負担が少ない
椅子とテーブルの位置、作業姿勢
理想的な姿勢を崩す作業環境は、頚部の痛みや腕のだるさなどの整形外科的な障害を生じさせます。
理想的な作業姿勢は、作業者の眼の高さよりもVDT画面は若干低い方が良く、両腕がキーボードにほぼ水平な状態です。
スクリーンからの放射
放射線(X線など)と、生体への影響との相関関係ははっきりとしていません。その量は無視できる程度と言われています。
ストレス
- 主なストレス
- 作業負担や反復作業の増大
- 役割の不明確さ
- 社会的接触の減少
- 職の不安定
- コンピューター監視に対する反感
- 機械による生産性スピード制御
- 出来高払い的刺激給与制度
これらの症状は、眼鏡店での対処はどうすることもできませんので、適切な医療機関での診察や治療が必要となります。
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